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ポケモンバトル(非ガチ)、HR/HM鑑賞、相撲観戦などを趣味とする大学生のブログ。
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故事成語(?)的なかんじ。

いやー、それにしても、いましみじみと思うのが、後漢から魏晋の時代の歴史書を著して、それに『三国志』って題名つけた陳寿のセンスは神がかってるなーってこと。

中国の歴史書とか著作はセンスがあるものが多いです。まず、『春秋』。これは、孔子が各国の歴史書を集めて一つの本にしたものと言われています。春と秋ですから、これは一年を表します。この一年が積み重なってできたものが歴史なわけですから、この春秋という題名は、歴史、と言い換えることができるわけです。
ちなみに、ここから春秋時代の名称が生まれたことは言うまでもありません。

あと、あれですかね、劉向の『戦国策』。漢文の出題で一度は見たことがあるんじゃないでしょうか。春秋時代の晋が韓魏趙に分割された後の時代の、諸国の政策とか遊説家の言説が収められたもの。これが戦国時代の名称の由来です。あと、この劉向さんは、『烈女伝』とかも書いてます。これも漢文でお目にかかりますね。

まあどうでもいいんですが、日本の南北朝時代、戦国時代の名称が中国のそれから取られていることは言うまでもありません。

ですので、これが実際にあった話なんですが、戦国時代の小説を進めましょうと言われて、進めてもらったら、日本の戦国時代の小説で、私が想定していた中国の戦国時代じゃなかった、なーんてことがありました。情報の伝達に齟齬がry

あー話それまくった。

二虎競食の計です。

これは三国志演義で、荀イクが曹操に献策した策略となっています。

二頭の虎が獲物の人間を巡って争っている。敗れた方は死に、勝った方も深手を負う。それを倒せばいい。
このことから、劉備に勅命と言って呂布を討たせれば、曹操陣営は動かずして劉備と呂布の弱体化を図ることができる、というわけです。

ところが、学校の漢文の補習で、大阪市立大学2009年の問題で、次のようなものが出ました。

適当に要約してお送りします。

次の文章は、『戦国策』の一節である。斉と楚が争っているときに、秦の恵文王が斉と組んで楚を討とうとしたため、楚の陳軫という人物がそれを思いとどまらせようと恵文王に進言している場面である。

王はこんな話をご存じでしょうか。二頭の虎が人を巡って争っています。ある人が通りかかり、虎を殺そうとしましたが、その人の弟子はそれを止めて言いました。「虎が争っており、小さい方は死に、勝った方は傷を負います。これを殺せば、わずかな手間で二頭を殺したのと同じ栄誉を得ることができます」と。さて、斉と楚が争っており、放っておけば楚が勝ちます。そこで斉を救うといえば、(楚は斉から兵を引き)、斉を助けたという名誉を得られ、楚と戦うことで出る被害が出ずに済みます。


これで、秦の恵文王は楚への出兵を取りやめるわけです。

さて、まず、荀イクのものといわれる二虎競食の計のタネはここにあることがわかります。おそらく、三国志演義の作者はよほど勉強熱心だったんでしょう。戦国策までしっかり読んでるなんて。

それはおいといて、陳軫というひとは、いわゆる縦横家です。縦横家ってのは、国の政策を説いて回り、自分を売り込む人のことです。秦以外の六国に対して、六国で連合して神を防ぐことの利を説き、合従を成立させ、六国の宰相を兼ね、秦の東進を防いだ蘇秦。秦に仕え、他国に対し、秦と連合することの利を説き、連衡を成立させて合従を崩壊させた張儀。蘇秦が「燕雀いずくんぞ鴻鵠の志を知らんや」といったこと、張儀がある国で罪を疑われて酷い拷問にあったあとで妻と交わした会話「おれの舌は残っているか」「残っています」「足れり(舌さえあれば十分だ)」
いずれも縦横家の気概のようなものを示して十分であるとおもいます。
この縦横家という人々は、弁舌を得意としていました。古代ギリシアでいうところのソフィストといった感じでしょうか。この弁舌によって、君主を巧みに説き、自分の思うように操るわけです。

それにしても、これ、おもしろいですよね、この一節。

まず、陳軫というのは、秦に攻められそうになってる国の使者です。いまから攻めようとしてる国の使者が、普通に「やめてくださいおねがいします」なんて言っても、攻め滅ぼしてくれるわ、ってなりますよね、耳を貸すわけがないですよね。
ところが、陳軫は実際にそれをとどめることに成功します。これは、本当は陳軫は楚を守るために秦の出兵をやめさせたいわけですが、それを表に出さず、秦が出兵を取りやめることの利を秦の立場に立って道理に従って説明するわけです。あたかも、自分が、秦の一層の繁栄を願っている秦の支持者であるかのような立場で。
これはうまいですね。人を説得するというのは、こういうことかと思い知らされます。
このように、『戦国策』は示唆に富んだ面白味のある話を紹介してくれる、歴史書でありながら、楽しみながら読むことのできる書物です。私もいつか戦国策の全編を手に入れて、読破してやろうと思っています。
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:中2の頃、ポケモンをやっている自分のことを友人が「時代遅れ」という侮蔑の意味をこめて「化石」と呼んでいました。
うまいHNを思いつかなかったので採用(



ポケモンのプレイ時間は999:59です。
そして、個体値の妥協基準は2V性格一致です。
他の個体値は一切気にしないというアバウトな人間です。
だったんですが、最近3Vくらいはほしくなりました(

6月10日午前8時現在、204勝193敗。



スマブラXの対戦回数は通常・ワイファイあわせて1000回超えたくらいです。
いまゲームウォッチが旬です。


6月8日現在、サザエさんに8連勝中
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